石の上にも三年。広告運用の面白さにさらに七年。そこから見えてきた景色とは――。

石の上にも三年。広告運用の面白さにさらに七年。そこから見えてきた景色とは――。

2006年に設立され、スマートフォンやパソコン向けの広告運用を手掛けるリーディングカンパニー、株式会社YICHA。最先端の技術やノウハウを用いて、名立たる大手IT企業への貢献性が高く、信頼も厚い。ユーザーに愛され、パートナーに支持され、社会貢献する真のグローバルインターネット企業を目指す同社で、メイン事業となるアドネットワーク事業部のサブマネージャーとして活躍する前新宗一さんにお話しをお聞きしました。

仕事を選ぶ共通点は『面白さ』。

▲時代の先端に立つIT業界に興味を持ち、応募しました。

YICHAに入社するまでは冷凍設備を取り扱う企業に務めていた前新さん。大きなものだとマグロの冷凍倉庫や海外発の会員制倉庫型スーパーのアイスクリームコーナーの設置などを行なっていたのだそう。転職を意識したのは、入社から3年が経った頃でした。

前新「前職は業界的に高齢化が進んでいて、体が動きづらくなっている職人を沢山見てきました。人手不足ということもありましたし、そのまま続けていれば、その道のプロになるチャンスもあったと思います。3年間続けてみて、ひとつの現場を終わらせる達成感ややりがいを感じていて面白かったのですが、『違う業界に飛び込んでみたい』と思うようになり、転職を決意しました。

転職活動は業界を絞らずに、とにかくいろんな職種を当たってみようと多くの企業に応募しました。ただ、前職が現場系の仕事ということで書類選考の時点で落とされることが立て続けにあったり、内定をいただいていても面白みを感じられずに辞退したこともあります。そんななかで全くの畑違いではあったのですが、これから伸びていくITという分野に興味が湧いたことがYICHAとの出会いです。」

ガラパゴス携帯(以下、ガラケー)の全盛期だった当時、同社はガラケーのインターネットに特化したベンチャー企業と謳っており、普段から使用しているガラケーに関わる親近感と、日々進化していくインターネットの技術を目の当たりにし、期待をもって入社を決めたのだそう。

前新「現在は経験者を中心に採用していますが、私が転職活動していた当時は未経験者の受け入れもしていました。未経験で始めた仕事ではあるものの、それを承知で採用していただけたので、ちょっとやそっとの難題が出ても挫けずに『とにかく3年続ける』という事は入社前から決めていました。

前職から転職を決意したタイミングも3年だったのは、自分の中で区切りとして考えているからです。入社から3年くらい経つと仕事の面白みも要領もわかってくるので、その時にこの仕事を続けたいと思うかどうかって重要だと思います。」

仕事を決める上で基準にするのは、面白いかどうか。妥協することなく、自分が興味を持てるものを求めた結果、同社にたどり着きました。

目に見えるミッションクリアの喜び。

▲大変な作業の先にある喜びがたまらない、と話す。

入社した当時のガラケーには、現在のような大手検索サービスのスタンダードが決まっておらず、各キャリアごとの検索窓のみが設置されていました。そんな折、中国の検索サービスを採用することで「日本でも大きなシェア獲得が期待できる」と当時の代表が決断したことから検索領域事業がスタートしました。

サービスを広める為には、ユーザーの認知度が必要不可欠。プロモーション活動の一環として前新さんに任せられたのは地道なネット書き込み作業だったのだそう。

前新「お金をかけてさまざまなサイトに広告を設置したり、検索窓を設置させてもらったりといったプロモーションを行なう一方で、私はお金をかけずに自力の書き込みで広めるところを担当していました。

何が検索されたかや、自分がどれだけの人数に検索させたかをデータとして目に見えて分かることが面白かったですね。ものすごく地道で大変な作業ではあったけれど、分からないながらも色々な方法で探り探りやってみて、数字で実感できることの楽しさを見い出したのはその頃から今に通じる部分だと思います。」

入社してから数年経った頃、携帯電話の主流がガラケーからスマートフォンに変わることを受けてアドネットワーク事業部が立ち上がり、前新さんは同事業をメインに携わるようになりました。

前新「私が担当しているアドネットワーク事業は、ネット通販やwebコミックの広告について効果の最大化を図ることがミッション。同じ効果を平均的に出すというよりは、今ある効果をさらに上げることが大切になってきます。

広告を配信したばかりの頃は1日に20~30人ほどの商品購入に結びついているくらいの成果だったものが、日を追うごとに倍増して、最終的には1日に460人の購入にまで繋がっていったこともあります。自分で考えて運用して狙ったものがヒットしたときは、やっぱりやりがいに感じますね。『まだまだ上にあげよう!』ってやる気にも繋がります。

作業の繰り返しで挫けそうになることもありますし、日によって施策を変えてみたり、PDCAで立ち向かっていくことの大変さはありますが、想像以上の効果を出せたときの嬉しさはたまらない。これに尽きますね。」

広告代理店側で入稿や細かい設定を変えていかなければならないことが多いアドネットワークサービス。同社では原稿の管理と同時にターゲットとなる軸に合わせてシステムを設定・入稿し、配信が始まってからも予算を消化しきれるよう進捗管理を行ないます。もし効果が良くないとなれば、配信の手法や場所を変え、求められている状態に合わせていきます。

同社のサービスが大手企業から選ばれている理由には、効果に対する熱意だけでなく、代理店目線での手離れの良さも一役買っています。

距離感の近い、和気あいあいとした社風。

▲仕事はきっちり、遊びは全力!プライベートの充実が仕事のやる気に繋がります。

前新さんが自慢したい同社の働きやすさは沢山あります。制度としてはベネフィットステーションや年に一度の国内外への社員旅行、有給の消化率も高く、中国出身の社員は連休を長めに取り帰国することも少なくありません。さまざまな制度が充実する中でも注目したいのは【プレミアム個人デー】と銘打った他社にはない制度。

前新「正社員は3ヶ月に1度、好きな日を選んで15:00に退社していい制度があります。仕事終わりにライブに行ったり、土日祝日の前日に設定して旅行に行ったりと満喫している社員が沢山います。その分の有給消化をされることがないのも嬉しいポイントですね。」

また、社内イベントは強制されることがないものの、リレーマラソンやバーベキューなどの企画に参加する方は多いのだそう。

前新「印象に残っている社内イベントは社内お花見会。会議室にプロジェクターで桜の動画を流して、ブルーシートを敷いたり桜の枝を飾ったり…。企画したイベントはほとんど通りますし、上下関係を感じずにコミュニケーションが取れます。社長とも距離感が近いのも良いですね。その分、仕事とのメリハリはきっちりしているので、『この時間から社内イベント始めるから、それまでに仕事は終わらせよう』って声を掛け合っています。」

この距離感の近さのルーツは、普段から個人プレーではなくチームで共有し合う環境ができていることにあります。例えば、入社間もない方には、一人立ちするまでにあえて専属の教育担当を置かずに全員で関わるようにする。例えば、ひとつの枠に対して持っている複数の案件を相談したり融通し合う。事業部全体で数値目標を達成するよう、日々動いていくことが強いチームワークに繋がります。

前新「社員同士の距離感の近さはいつも感じられますし、楽しく仕事できる環境だと思います。良くも悪くも『こうしなきゃいけない』が決まっていない部分が多いので、呼びかければ作っていけることに面白みを感じてもらえたら。ワークライフバランスよく働ける点も魅力だと思います。」

責任感が更なる成長へ繋がる。

▲これからもみんなと一緒に成長を。

ITの経験はないけれど「とにかく3年続けてみよう」と、入社を決意してから10年以上の月日が経ち、仕事への向き合い方が変わってきました。

前新「昔と今で自分自身が変わったなと感じるのは、アドネットワーク事業部の一員として、弊社の主力サービスを扱う責任が伴う立場になったことだと思います。主力のこの事業の数字が落ちてしまうことは、会社へのダメージになり得るので、それに伴って責任の量も増えていることを感じます。

入社したての頃は、自分の担当案件の目標をクリアできていればいいと思っていた部分もあったけど、今は『アドネットワーク事業部の全体を見る立場として』という視点を意識しながら働いています。」

同社で活躍しているのは、さまざまな施策を考えることが得意なアイディアマンやロジカルシンキングの方。平均年齢は30歳と若い反面、前新さんのように10年以上働いている方もいるのだそう。

これからも同社で活躍していくなかで、前新さんが目指す姿とは――?

前新「今は限られたメンバーが少数精鋭で働いているんですけど、目標を達成し続けることで会社も良くなっていくのを、これまでも実感してきました。私がモチベーションとして感じられるのは、会社が成長していく実感と、それに影響されて自分自身も成長しなければと考えること。今の位置からどれだけ成長していけるかが今後の楽しみのひとつです」

クライアントファーストに向き合い歩んできたことで絶大な信頼を得る同社。今以上の成長を楽しみにしているのは前新さんだけではないだろう。

株式会社YICHA:http://www.yicha.co.jp/index.html

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