他にはない、クラウドネイティブなサービス提供を。スタートアップ企業の社長が語る新しい仕事のかたち。

他にはない、クラウドネイティブなサービス提供を。スタートアップ企業の社長が語る新しい仕事のかたち。

アプリケーションの運営やクラウドを活用することで低価格なサービス提供を行うSproutly株式会社。日々進化するIT業界で、これから大きくシェアを広げていくであろうクラウドについてや、設立1年目の同社がどのように成り立ち、どのような働きやすさを感じられるのか、代表取締役 草野鐘和社長にお話しをお聞きしました。

これからのIT業界を牽引するクラウドサービス

▲クラウドへの思いが強い草野社長

元々インフラエンジニアとして長く活躍されてきた草野社長。同社の立ち上げの転機となったのは、以前、勤めていた企業が吸収されたことにより、クラウド構築に関わるサービスが無くなってしまったことからでした。

草野「クラウドインテグレータ事業を続けていきたいと感じて、それまでの仲間と一緒にクラウドを軸とした会社を立ち上げようと出来上がったのがSproutlyです。

そもそもまだ、世間的にクラウドをどういう風に使うといいか分からない、従量課金で高くなるんじゃないか、今までのインフラ構築と何が違うのか分からないといった誤解をされている部分が多いので、使いこなせている企業は少ないです。クラウドを【使い倒す】ことができるエンジニア自体があまり市場的に多くないですね」

同社では「クラウドをクラウドとして」適正な使い方をすることで、企業のコスト削減を出来るように運用しています。また、一般的なクラウドインテグレータ(クラウド管理運用会社)がカバーしにくい領域でのサービスを提供するため、インフラ領域の設計・構築とはやり方が大きく異なるのだそう。まだ市場的に成長段階の同事業を軸にしたことには理由があります。

草野「インフラの設計・構築とクラウドの設計・構築はワークロードが全く異なります。今までと違うことをやっているので、先行投資という意味合いもあり、これから絶対に浸透していくこのサービスのパイオニアとして地位を確立していきたいという想いがありました。

競合は今のところいないと思いますね。一般的なクラウド構築の企業とは異なる領域でやっています」

一般的なクラウドはユーザーがサーバーやネットワークの大きな空間の一部分を購入して間借りすることを指し、容量に応じて料金が発生します。同社の強みはPaaS(Platform as a Service)と呼ばれるOSやハードウェアといったプラットフォームを外部に開放されたサービスを使うことで、低価格でアプリケーションを開発できるのだといいます。これまでは一からスクラッチを作らなければならなかったところを、既にある機能を繋ぎ合わせることでお客様にとっても同社にとってもメリットは大きいのだと語りました。

サービスへのこだわりと社員目線

▲ミーティングルームはポップな空間。

同社が提供しているサービスの中にはお客様のオウンドメディアシステムの開発・管理や金融インフラ構築支援など、これまでのご縁からお付き合いをされている企業が中心です。webサイトやアプリのシステム全体を管理する中で、お客様への向き合い方に、草野社長なりのこだわりがあるのだそう。

草野「Sproutlyが提供しているのはアプリケーション開発だけではなく、コーディングやテストなどありとあらゆる領域をトータル的にカバーするサービスです。一般的には運用・保守といわれることが多いかもしれませんが、問題が発生した時に『監視しかしていないので他のことは何も分かりません』というのはおかしいな、と。

アプリケーションに対してコミットしないといけないという思いがあるので、プロセスやログを監視するだけではなく、定額で必要な処理はすべて対応することが強みで、お客様には『安心して任せられる』とお声をいただいています。なのでSproutlyでは【運用・保守】と呼ばずに【アプリケーションの運営】と呼ぶこだわりを持っていますね」

お客様は関東を拠点にしている企業のみならず、業界が限られることもないので全国的に請け負うことができるのだそう。全国的に案件に対応できる理由には裁量労働制とリモートワークを良しとする考えにあります。

草野「直接のお取引があるのは5社。技術売りになるのでクラウドインテグレータ経由で案件ごとに対応することが中心ですね。最近、営業の方を採用したので、新規開拓にも成功して大手電子機器メーカーとも仕事することが決まりました。案件も順調に伸びているので新たに人を受け入れられる土台はできています。

私がリモートワークを推奨していることには理由があって、昔から移動時間って拘束されるから不思議だなと思っていたんです。早く起きて準備して、家を出て電車に乗って…としている時点で会社のために時間を使っているのが不思議だなって。在宅ワークなら準備は5分もかからずに仕事を始めることができるので効率的ですよね。

ただ、目の前に管理する人間がいないということは自由に感じられる反面、責任が比例する厳しさはあります。裁量を渡して、タスクを渡しているのに仕事が終わっていなかったら案件は滞ってしまうので、自分が会社の代表として、業務を進める上で大切な存在ということを意識してほしいなと感じますね。」

2期目を迎えるにあたって、期待するこれからの活躍人材

▲「リモートワーク勧めてるのに、みんな会社に来るんだよなあ」と笑いました。

草野「求人原稿を見てご応募いただいた方には、スタートアップの企業ということもあり、新しいことに挑戦できる環境に期待できると言っていただけることがよくあります。これから業界的に重宝されていくクラウドのプロになれる知見がつくことはその方の強みになるし、会社づくりにも関わることができるのはスタートアップならではのやりがいですね。経営などに興味があれば役員を目指していく人がいてもいいと思うし、興味があることに関して上を目指せる環境にしています」

設立されたのは2018年12月。取材を行なったのは2019年10月末ということもあり、約1年間を通した流れも掴んできた頃です。これから会社の制度なども作っていく中で、会社をよくするために何が必要かを一緒に考えてくれる方を、今後採用していけたらと語りました。

また、クラウドには開発とインフラの中間の技術や知識が必要になるが、どちらも経験している方はほどんどいないため、チームとして支え合うように得意分野を生かせるようにしているのだとか。

草野「全ての業務を経験したことのある人は存在しないから、チームでやるべきなんです。入社される方はクラウドの知識はなくてもインフラや開発などではプロだから即戦力だと思いますし、まずは得意分野をお任せして、少しずつ吸収していければと思っています。

オールマイティじゃなくていい。得意とするものがある人をが活躍できるようチームを作っていければいいんです。どちらかというと、クラウドの知識はなくていいから、チーム間のコミュニケーションや協調性を大切にする方と働きたい」

草野社長をはじめとしてクラウドを使い倒す、ブルーオーシャンのクラウド業界をこれから牽引していく企業へ——。クラウドネイティブな環境にどっぷりと浸かることを期待する方には、これ以上の企業はないかもしれない。

Sproutly株式会社:https://www.sproutly.co.jp/

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