広島建設だけど千葉県柏市が本社。クールで完璧な経営企画部の課長がここで働く理由とは?

広島建設だけど千葉県柏市が本社。クールで完璧な経営企画部の課長がここで働く理由とは?

今回お話を伺う鈴木さんは、ここ広島建設株式会社の経営企画部 人財開発室 人財開発チームの課長である。鈴木さんは2005年、新卒で入社され10年以上のキャリアを持つ。どうしてこの会社を選んだのか、新卒当時を振り返っていただいた。

▲10年以上のキャリアとこれからのビジョンを語っていただきました

どうしてこの会社を選んだのですか?

鈴木:「いくつかあって、まず地元で働きたかったということと、友人たちが選ばないジャンルにしたいと思いまして…。実は営業職で内定をいただいていました。もちろんいろいろな業界業種の採用面接も受けました。そんな中で思ったのが“手に職”ということでした。誰でも簡単にできるような仕事ではなく、友人たちも選ばないような業界といえば、住宅系・不動産系でした。」

友人の方々が選ばないような業界=不動産系に理由はありますか?

鈴木:「自分自身が不動産業界で手に職をつけることで、友人たちの力になれることがあると考えたからです。たとえば、自分も友人たちも新卒入社して数年が経てば、家を買おうかなと考えるタイミングが来るはずです。生涯で唯一高価な買い物であるからこそ慎重になる。この業界の『やりがい』を感じました。もちろん“対お客様”ではあるのですが、地元で働くからこそ地元の友人たちへ価値あるサービスを提供することができますし、不動産系はやりがいに繋がるかなと思いました。他の不動産系企業の採用面接も受けましたが、やはり広島建設の社風がいいなと思いました。」

広島建設を選ぶきっかけになったポイントはどんなところですか?

鈴木:「元々大企業や有名企業には興味はありませんでした。年功序列だったり、社風が古かったりする企業は苦手だなと思ったので。選考で、社長と直接話をする機会があり、社長は当時代表になったばかりでまだ30代半ばでした。年齢もそれほど離れていなくて、世間の“社長像”とは少し違いましたね。大手の不動産系企業ではなかなか若い社長さんが面接に出てくることってありませんよね。若い方が社長をやる会社って、きっと風通しも良いのだろうと思い、ここを選びました。」

配属は営業部

鈴木:「入社して今の部署に配属されたわけではなく、入社後は営業職でした。分譲住宅販売の営業を3年ほど担当し、その後は不動産の仕入れを4年程度、その後現在の部署へ配属となりました。」

同期は全員建築系の学部出身

鈴木:「同期はみんな建築系の学部から来ていたので、最初からスムーズだったと思います。私は文系だったので、最初は結構苦労しました。飛び交う用語がちんぷんかんぷんで…(笑) なんとかしがみついて、些細なことでも先輩へ質問したりしていました。ちょうど3年ほど経ち、仕事にも慣れてきて、これからは数字にこだわって頑張っていきたいと思っていた矢先、異動と言われまして。『え?』という感じでしたね。」

▲友人たちのマイホーム計画に携わるということもビジョンのひとつだった

なぜ知識が少ない自分が不動産の仕入れなのか

鈴木:「自分は文系だったので、分譲住宅を売る立場だったんです。分譲住宅は土地ありきの企画なので、その前段階の仕入れを(やってみろ)…ということだと思います。」

全く畑違いの人事担当になった背景は何だったのでしょうか?

鈴木:「当時、面接や採用も社長が行っていたのですが、会社が大きくなり、社員が増え、それが難しくなってきたということです。当時人事がなかったわけではないのですが、人事と言っても総務系に携わる程度でした。それまでなかった研修制度だったりを作って、これからは人事を確立していこうということでした。とは言え、マニュアルやガイドラインを作るというわけではないんです。毎年この時期にこんな研修をして…ということではなく、毎年どの階層に何が足りないのか、どんな研修が必要なのか、そんなミーティングをしながらその年に合った形で研修をするという感じです。型にはまらないという社長のポリシーも影響していると思います。」

現在は課長職へ

鈴木:「弊社、役職ってあまり気にしないというか、全然関係ないですね。役職がついていても〇〇さんって呼び合うフラットな関係性ですね。役職がついているから大変だということはありません。役職=仕事内容が変わるということではないので。これも社長のスタンスですね。役は大事だけど、だからどうこう言うということはないです。」

メンバーとの関わり方

鈴木:「メンバーは新卒採用を担当している人間だけです。新卒採用に関しては私より若くて学生に年齢が近い彼女に“母集団形成”というところは任せています。学生の気持ちも彼女の方が理解できると思いますし。私はその後入社してからのフォローであったり教育というところを担当させていただいています。基本的には任せて意見を尊重して、ちょっとフォローが必要かなと思ったことはサポートしたりしますが、基本的には意見を尊重して任せています。」

面接で見ているポイント

鈴木:「弊社の採用基準はいろいろあるのですが、大前提として“印象の良さ”ですね。弊社は全体の約半数の社員が面接官をします。内定者の配属部署の現場社員が面接を担当します。自分自身の部下・後輩になる前提で見てもらいたいということと、お客様のところへ行かせて恥ずかしくないかということ、ここを選考のポイントととして面接してくださいと社員には伝えています。採用基準としては、あまり志望動機は重要視していません。弊社で『何がやりたい』・『どうなりたい』ということを知りたいですね。就社ではなく就職という考えです。ここで働いたらどんないいことがあるのか、そこの志がある方はいいなと思います。」

挫折知らず?!

鈴木:「こちらのミスだったり、期待に応えられないということもそうですし、感情面はちょっとキツイなと思いますね。でも、なんでも“なんとかなる!”と思っているので(笑) 大体のことは乗り切れると思っています。」

ここまで話を伺ってきたが、とにかくクールで仕事人間といった風貌。プライベートについても少し聞いてみた。

鈴木:「家庭に“負”なものは持ち込まないようにしていますね。子供もいますので、しっかりパパもやっていますよ(笑) 子供が起きている時間に帰宅できるので、一緒にお風呂に入ったり、手伝える家事は担当したり…。家でもしっかり働いてます(笑)」

▲鈴木さんの考え方は社長のスタンスが大きく影響しているそうだ

広島建設のイイところ

鈴木:「この会社のいいところだなと思うのは、営業が職人さん・業者さんと仲がいいということです。若手なんかは職人さんや業者さんに教わることもたくさんあるんです。教えてもらうという感じですね。バチバチするような関係性ではなく、それぞれがお客様のために作っているというスタンスだからだと思います。営業も職人さん・業者さんもイイものを作りたいと思っていますからね。また、弊社は地域密着型の企業なので、職人さんや業者さんとの関係性も地元で築いた大切なコミュニティと言えると思います。」

個人事業主という思考を大切にしている社風

鈴木:「弊社は副はNGですが、投資・株をやることを社長はすすめているような社風があります。積極的に“やりなさい”ということではないですよ。そうではなくて、社員一人一人が個人事業主という思考を持つということを大切にしているので、売上・利益であったり経費をどう抑えるのかというところも考えられるようになりますからね。

今後、目指すところは…

鈴木:「現在は人事の傍ら新規事業に携わらせていただいています。介護系に進出していて、そちらの事業責任者として経営について学ばせていただいています。最終的には経営企画部の人間として、経営戦略に携わることができるような立場になっていけたらいいなと思っています。」

終始クールで冷静なトーンで、ズバっとインタビューに応えてくださった。プライベートの話になると少し顔が緩むシーンもありながら、経営企画部の課長に相応しい、冷静沈着で常に未来を見ているということが感じ取れるお話だった。そう遠くない未来で鈴木さんは経営に携わっていることだろう。

広島建設株式会社: https://www.hirosima.co.jp/

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