新米社長の新たな挑戦―社員ファーストな会社であり続けるための理想の会社像とは。

新米社長の新たな挑戦―社員ファーストな会社であり続けるための理想の会社像とは。

設立30年以上の歴史を誇る有限会社丸和建設工業。長年の実績から培われた確かな技術力で公共事業や民間の各種工事を手掛け、市民のライフラインにも関わる極めて重要な分野を担当しています。今回のインタビュイーは小売業から新たな業界へ挑戦することを決意し、2020年9月から代表取締役に就任した町田裕司さん。新米社長として”社員ファースト“の会社でありたいという思いから、社内環境の整備を進めている真っ只中なのだといいます。代表になったきっかけや、所感、今後の展望について語っていただきました。

小売業のエリアマネージャーから建設業の代表取締役へ。

▲代表の町田さん。業界は変わっても、従業員を一番に考えることは変わりません。

以前は小売業のエリアマネージャーとして活躍していた町田さん。コロナ禍で客足が伸び悩む中、どう売り上げを出していくのか頭を悩ませたそう。それでも従業員の生活を守るため、営業を止めることなくこの苦境を乗り越えることができました。

町田「大変だったのは、空港周辺の店舗に外国人のお客様が一切来なかったこと。それでも従業員の雇用を守り稼働させなければならない状態だったので、新型コロナウイルスに感染しないようにするための対策を考え、客足が遠のくなか売り上げを出す工夫を凝らすことに注力しました。」

そんな折、7年間勤めた会社を離れ転職する機会が訪れました。ご家族からの要請があり、右も左もわからないまま実家の建設業に飛び込むことに。

町田「代表取締役になるという話は過去に何度かありましたが、それまでは他の仕事がしたいという思いが強かったので、断っていました。しかし、家族と将来のことを考えてよく話し合い、このタイミングで引き継ぐことにしました。今まで両親が長く続けてきた会社ですし、潰すわけにはいかないという責任感と、いかに早く順応していくかというプレッシャーは一番最初に感じました。」

不安を抱きながらも、アットホームに迎えてくれた従業員たちに安心感を取り戻していきます。

町田「実家がこの会社なので、長年働いている方とは代表になる前から交流がありました。代表が変わったことで不安に感じることも多くあったと思うんですが、『やっと社長になってくれた!ありがとう、これから会社を頼むよ!』と言われたときは本当に嬉しかったですね。」

前職で働きやすさや風通しの良さを感じていたこともあり、いざ自身が社長となった今、同様に従業員にもそう感じてもらえるよう、意識するようになったといいます。従業員を大切にするという信念が長年働いている方にもしっかりと伝わったのでしょう。だからこそ町田さんが代表になってくれたことへの感謝と期待が言葉に表れたのかもしれません。

先代から会社を『受け継ぐ』という使命。

▲ベテラン社員も活躍しています。

代表になって約一か月、両親から受け継いだ会社を成長させていくために、いかに早くこの仕事に順応できるようになるかが重要と語る町田さん。最初は仕事の流れや内容を覚えることから始まり、代表として挨拶回りをするなど、慌ただしい日々を送りながらも従業員への気遣いを忘れません。

町田「当初は東京都からいただいている仕事、区からいただいている仕事、民間からいただいている仕事の区別がつかなくて苦労しました。水道工事であれば管の太さや材料費がいくらかを覚えたり、仕事の流れを把握するのが大変でしたが、今は全体的な流れを把握することができました。仕事の内容によって外注しなければならないこともあるので、今後は業者の得手不得手、スキルを把握し、どこに頼むべきなのかを判断できるようになりたいなと思っています。

また、従業員には家族や自分の時間を大切にしてほしいですね。そうした時間を大切に思いながら働いていくにはいい環境が整っていますし、幅広い年齢層の方が働いているので、入社の意思があれば何歳でも構いません。ただ現場を責任をもって対応していただけたらそれで十分だと考えています。」

次に、有限会社丸和建設工業の現場で働く方の仕事内容をお聞きしました。

町田「依頼元は様々ですが、仕事内容自体は水道管を本管から取り出して私道に繋いだり、古い管があれば取り出す作業が中心です。東京都からいただく仕事のほとんどの工事は大規模なため、1級土木施工管理技士(監理技術者)が必要で、請負金額によっては監理技術者及び主任技術者は専任となり、他の工事を兼任することができません。今、弊社には監理技術者が1名在籍しているので、今後さらに多くの案件を請け負うためにも土木施工管理技士1級の資格を持っている方を募集しているところです。

区と民間からいただく仕事はそれよりも小規模なので、2級土木施工管理技士(主任技術者)が工事の施工管理をしたり、水道局や警察署へ道路の試用許可書をいただく給水管の資格保持者なども活躍しています。」

配管の交換工事が主な現場で、工期は約半年間。基本的には大規模工事が多いため、土木施工管理士は一現場専任で10名程度の職人をまとめていきます。同社に在籍している1級土木施工管理技士資格を有する従業員はベテランで頼れる存在。未経験からでも資格取得のバックアップがあり、まだ経験不足な技術者の方でも安心して働ける環境だといいます。

また、定年制度を設けていない同社では72歳のベテランの方も在籍しており、長く働いていただけるならと都度話合いながら雇用契約を決めていくのだといいます。サポート体制がしっかりしているため「土木の資格は持っているけど、水道工事は未経験」という方でも先輩と一緒に作業ができるので、安心です。

町田「入社後一か月は必ず資格持ちの方の横について実際の業務を実感してもらえるようにしています。基本的には2人の先輩を付けますし、不安であれば臨機応変に3人で回れるようにも配置します。OJTとまでは行かないまでも、先輩の姿を見て学ぶことが沢山あると思うので必ずサポートします。また、資格取得の際にかかる費用も会社が全額負担するので、どんどん挑戦してほしいと思っています。」

資格取得支援や残業の少なさ、有給消化率の高さなどの働きやすさに加え、社内イベントも開催しているそう。船を貸し切って花火を見に行ったり、温泉旅行に行くなど、社員同士の交流の機会があることで従業員同士の絆はさらに強くしていける環境があります。

従業員や業者との絆を大切に。

▲理想の会社を目指し、日々成長を続けます。

風通しの良い会社・働きやすい会社にしたいと話す、町田さん。より手厚い福利厚生を施し、就業規則を改めて見直すなど常に社員ファーストでありたいそうです。町田さんが思う「風通しが良い会社・働きやすい会社」とはどのような会社なのでしょうか。

町田「今まではなかなか従業員の意見を吸い上げられていなかったのかもしれません。まずは社長でも専務でも、誰にでも相談しやすい環境を整えていくことが理想です。社労士さんと残業をしなくてもいいような働き方を考えています。私を信じて働いてくれている従業員のためにも、『ありがとう』の気持ちを込めて、働きやすさだけではなく、今まで以上の待遇を保証しながら安心して働いてもらえる環境を作りたいなと。」

誰にでも話しやすい、相談しやすい環境を作り、よくコミュニケーションを取ることで、仕事の質が向上することもあります。そうした環境が当たり前になれば、経験が浅い社員は先輩から多くのことを学び、自信をつけることができると考えているのでしょう。

町田「会社の土台を固めていくことが先決だと思っています。具体的には、今一緒に仕事をしている業者さんとこれからも長く付き合っていけるような関係を築いていくこと。その上で、新しい仕事にも挑戦をしていきたいと思っています。」

自分たちだけではどうにもならないことも、他の業者さんと手を取りながら作業をすることで、スムーズに仕事を進められます。これからも仲間を大切にしながら、会社の拡大を進めていきます。

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