無限のアンテナが明日の流行を作る。求めていた理想を叶える場所。

無限のアンテナが明日の流行を作る。求めていた理想を叶える場所。

PROMOTION・PRODUCE・PRODUCT・PROJECT・PROFESSIONAL――この5つの【PRO】をベースに独自のロジックを創り、セールスプロモーションや、マーケティング分野におけるグローバルスタンダードを目指す、という意味合いから名づけられたプロジック株式会社。SNSプロモーションやイベント企画など、これからの流行を作り出す同社で、前職の経験や人柄を活かして活躍する白井茉由香さんにインタビューを行いました。

やりたい仕事を求めて、転職を決意。

▲営業の経験があったからプロデューサーの仕事に生かせました。

以前はドラッグストアや大手量販店で販売される化粧品メーカーで働いていた白井さん。問屋経由で自社製品を卸し、販売するルートセールスを3年間務めていました。

白井「東京・大阪・名古屋など、大都市に拠点のあるメーカーに勤めていて、入社後2年は大阪、その後東京で1年。いかに卸し先の方と仲良くなるかが大切な仕事でした。店舗改装やディスプレイの変更の手伝いが必要となれば足を運んで、地道にコミュニケーションの場を重ねて、その中で売り場の提案をさせてもらうことが多かったですね。

学生時代はマーケティングに興味があって、営業になりたいとは思っていなかったのですが、元々人付き合いが苦手じゃなく、大阪らしいコミュニケーションの取り方が楽しくて、営業職の魅力を沢山感じていました。他の業界では珍しいと思うのですが、競合他社の同期の方や問屋さんと一緒に遊びに行ったりすることもありました。」

年齢・性別問わず長く活躍する方が多かった前職場では、福利厚生が充実し、ジョブローテーションなどもあり、愛社心の強い方を育てる社風があったのだそう。白井さん自身もその環境に心地よさを感じていた半面、学生時代から興味を持っていたマーケティングに携わりたいという思いも捨てきれず、転職を決めたのだといいます。

白井「そこまで大きな規模ではない中小企業だったので、マーケティング部はあったものの、研究に近い商品開発が中心の印象がありました。営業からマーケティング部に異動するにしても、やりたいことができるようになるまでの道のりが遠く感じて、とてもいい会社ではあったけど、20代にしかできないスキルアップをしたいと考えるようになって、転職するしかないと決意。

とはいえ、退職してから9ヶ月間は充電期間と決めて一切働かずに友達との時間を優先しました。どうせこの先働かないといけないなら、今を思いっきり楽しもう!といろんな場所へ出かけていきました。

そして、そろそろ腰を据えて働きたいと思った頃に出会ったのがプロジック。私が求めていたマーケティングの形は、一つの媒体に縛られないこと。当時はセールスプロモーションを主軸にしている企業があまりなく、クリエイティブに突出したデザイン会社や大手の広告代理店が中心。そういった会社ではできないような幅の広い企画が、若いうちに経験できればと期待を込めて入社しました。」

求人情報から同社について知れば知るほど興味が湧き、創業から歴史のある安定性や、面接時の対応やメールの返信が丁寧で、営業のスキルを活かすことができる点も魅力に感じ、入社の後押しになったのだといいます。

SP企画は緊張と安心の繰り返し。

▲バズった企画を目の当たりにすると、それまでの苦労も吹き飛びます。

既存クライアントからの依頼が安定している同社。白井さんが入社した当初は、プロデューサーの提案力を上げる目的で新規顧客獲得に向けたテレアポを行なっていました。パッケージデザインや商材についてのトークスクリプトが用意され、それぞれの適性や前職の経験を活かせる業界を中心に電話をかけていたのだそう。

白井「時期によって業界では大体何をしているのかが分かるので、私は化粧品会社を中心に、商品企画されるタイミングでテレアポしたり提案したりしていました。業界が分かっていればクライアント様の課題も知っているし、この提案をしても実現できないというハードルも知っているので、マーケティングの経験がなくても前職の知識を活かせることが嬉しかったですね。

現在は、テレアポのカルチャーはなくなりましたが、その頃の経験がプロデューサーとして一人立ちした時の提案力に繋がったと感じています。」

同社が提案力・企画力に自信を持つ秘密は、こうした様々な業界経験者が活躍していることにあります。

同社の取引先は、飲料メーカーや食品メーカーなどの大手企業をメインに、過去には人気タレントを起用したPRイベントの実施や、飲食店での特定のお酒の注文特典としてユニークなサングラスをプレゼントするキャンペーンなども実施。そのキャンペーンでは、プレゼントされたサングラスを着用してSNSへ投稿する方が増え、若者へのアプローチを狙っていた企画は成功しました。そのように人々にインパクトを与え、“バズる”販促物の裏側では様々な思いを感じる機会があるのだそう。

白井「クライアント様への提案には何パターンもあって、自分たちで考えたPR方法を持込んだり、先方からの依頼を形にしたり、会話の中から出た悩みを解決するためのツールを企画したりと様々です。大手企業の優秀で忙しい方と一緒に仕事をさせていただいてるので、時間を無駄にしないように意識しているのですが、過去には、トラブルでご迷惑をおかけしてしまったこともありました。

時間がタイトな中で、クライアント様とパートナー様に同時進行でやりとりをして伝達が遅れてしまったり、元々いただいていたイメージのものと違うアウトプットになってしまった時は、極力軌道修正したものの、要望を認識しきれていなかったと悔しい気持ちでいっぱいでした。また、常に新しいことが求められる仕事なので、『あの時と同じようにしたのに、何で今回は上手くいかないんだろう』とつまずいて、自分で知識を付けていかないといけないという緊張感を感じることも。それを繰り返さないように、意識するようになりましたね。

緊張感を感じることもありますが、それ以上にこの仕事をしていてよかったなと感じる瞬間が沢山あります。クライアント様からの依頼に対してちゃんとお納めして、SNSに販促物が載っているのを見たり、飲食店で使われるツールを作って『使いやすいし見た目もスタイリッシュでいいね』とお声をいただけると安心します。世に出てからじゃないと効果が分からないので、『良かった』というより『安心した』と感じる方が多いかもしれないですね。」

クライアントやその先で使用するお客様の姿まで想像していくことが、この仕事の大変さでもあり、楽しさでもあります。一つ一つの企画やツールに魂を込めて、正面からぶつかっていくからこそ立ちはだかる壁もある。その壁を一つ越えるごとに感じられる安心感や喜びが、明日の流行を作っていると言っても過言ではありません。

制作に異動して気付けた、これからの伸びしろ。

▲「どちらの気持ちも分かる。だからそれに応えたい。 」

2019年春からは制作に移り、ディレクターとして活躍している白井さん。業務内容や求められるミッションは異なりますが、現在もお客様から直接依頼をいただくことも少なくないのだといいます。

白井「少数精鋭の会社なので、クライアント様にはプロジックの社員で言いやすい人間に連絡をいただければいいと私は思っていて、無意識にプロデューサーとディレクターの業務にあまり差を感じないようにしているのかもしれません。プロデューサーの経験があるからこそ全体の業務も見えるので、重きを置いているのがどちらかというと制作側になった、という感覚なんです。

プロデューサーがクライアント様の依頼に応えたようとする気持ちを沢山経験してきたし、簡単に無理だなんて言えないから代替案を出さなきゃいけないのも痛いほど分かる。営業時代に無茶な納期でお願いして断られると『何でできないの?』って感じていたことが、制作になってみて初めてそんな納期でできないと気づくこともある。

私にできるのは、プロデューサー時代に感じていたディレクターにやってほしいことを汲んで、どうしたらクライアント様のご希望に添える内容でお返しできるか、を考えて行動に移すことですね。」

提案はプロデューサーと共に行ない、販促物やイベントの実施が決まればパートナー企業への商品化の相談や進行管理を行ないます。パートナー企業への配慮も必要な反面、納期に向けて満足できる内容にするために、時にはドライに依頼をすることも大切なのだそう。

白井「パートナー様に進行管理や相談する機会が増えて、『そんな細かい所まで気にかけくれていたんだな、調整してくれていたんだな』と気づくことができました。ただ、『パートナー様に迷惑をかけてしまう』と怯んでいては何も進まなくなってしまうので、コントロールしていく力も付けていかないと…と感じる毎日です。

知らないことがまだまだ沢山あるので、ご依頼いただいている案件でスキルアップしながら、自分の時間も使って興味のあるものを見つけていったり、様々な情報を取り込む時間を作っていかないと、と感じさせられました。」

これから見つける私だけの強み。

▲海外研修の様子。少数精鋭ならではの仲の良さも魅力です。

同社で活躍する上で職種に限らず共通する部分は、【アンテナを張る】こと。さまざまな業界を客観的に見て、こんなツールがあれば面白いと気づくきっかけが、そこかしこに散らばっています。

白井「プロジックの強みは、裁量が大きく幅広い分野に挑戦ができること。仕事に繋がると思えばイベントへ参加するのもいいですし、私自身も『プロジェクションマッピングが次の提案に使えそう』と展示会に足を運んだこともあります。何が次の提案に繋がるか、何が新しい流行になるか、何がクライアント様の悩みの解決につながるかが分からないから面白い。そうやってトレンドやヒントになる情報を吸収していくことを繰り返しています。

私自身はディレクターに1年間挑戦してみて、まだまだ模索している最中。先輩たちは『このデザインにこの素材を使ってみたい』『クリエイティブに寄っているのでこんな事をしてみたい』と、どんどんアイディアを出していく。その背中についていけるように、私にしかできない得意分野を見つけていきたいと思っています。」

刺激だらけの毎日に、「入社してよかった」と振り返る白井さん。そんな思いを今後入社してくる方にも感じてもらえたらと話します。

白井「何かひとつでも好きなことがあれば仕事を楽しむコツは掴みやすいんじゃないかな。『こんなの意味がない』とか『効率的じゃない』と切り捨ててしまうよりも、積極的になんでも面白がれる人には楽しいと感じられるはずです。

やりたいことが実現できないこともあるけど、様々なことに興味を持てる人は、新しい何かを生みだすきっかけを見つけやすいと思います。チャンスはたくさん与えられる環境なので、若い方ならではの感性を生かしていってほしいですね。」

興味を持つことがこの仕事の近道。自分が新しい流行を作っていくかもしれない――そんなやりがいを感じながら働くことの楽しさ。その中毒性は他の職業には代えがたい。

プロジック株式会社:http://www.progic.net/

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