これまでの人生を活かしたい。常に自分で選び続けてきた“行動力の塊”

これまでの人生を活かしたい。常に自分で選び続けてきた“行動力の塊”

【ぽっかぽっかと自ら輝く あったかい太陽のような子どもになあれ!】を理念に掲げ、子どもにかかわる事業を展開している株式会社ニッケライフ。フランチャイズとして運営するKids Duo International ニッケコルトンプラザ市川園では、英語や運動指導などのさまざまなカリキュラムから、【考える楽しさ】【人とのコミュニケーションの楽しさ】【身体を動かす楽しさ】を子どもたちに提供することで、一生の宝物になる可能性を引き出しています。今回は同社で働く保育士の吉田美紀さんにインタビューを行ないました。

世界の文化に触れたいと海外へ

▲資格取得後に転職、そして海外へ―。

吉田さんが保育士資格を取得したのは29歳の頃。それまでは子供服の販売スタッフとして7年近く働いていました。長く経験を積んできた中で、全く異なる業界に興味を持ったきっかけとは——。

吉田「小さい頃に保育士に憧れることはありましたが、大学は動物看護の学科に進みました。その頃にアレルギーが発覚して、勉強したことを仕事にはできないと思った時に、昔から子どもが好きだったなという気持ちを思い出して、子供服メーカーに入社しました。

その会社の職場環境はとても良かったのですが、今の時代は女性が結婚・出産しても仕事を続けられる方が多くて、自分のキャリアアップは望めないかも…と不安に感じて、この先の人生を考えたときに、何か手に職が欲しいと一念発起して、独学で勉強して資格を取ったのが保育士への第一歩です」

資格を取得してからは、2年間東京都の認可保育園で働いていました。そんな折、海外で活躍している友人たちの姿に大きな刺激を受け、吉田さんは2018年4月から4カ月間インドネシアに渡ります。

吉田「29歳をきっかけに、友人たちが駐在や海外出張に行く機会が増えてきました。海外の様子を話に聞いたり、駐在している友人のところへ遊びに行って、現地を案内してもらった時に『かっこいいな、私も来世はこんな風に働きたいな…』と思いました。でも、一旦立ち止まって考えてみて、『来世じゃなく、今からでも出来るんじゃないかな?』って思い立ったのがインドネシアに渡ったきっかけです。

資格があれば海外で働けるので、出来れば長期で…と思っていましたが、ビザの関係などでやむなく一時帰国することに。もっと違う文化の中で長期で働きたいなと思ったので、別の国に行くかどうかと悩んだ際に同社を知り、自分の資格を活かしつつ英語の勉強ができる環境という点に魅力を感じて応募しました」

実際に海外で働いてみると、日本ほど安全な国はないし、日本ほど設備やルールが整っている国もなく、生活環境や習慣に感じたギャップは大きかったそう。だからこそ、今この環境で働けていることに有難いと感じると共に、子どもたちも恵まれた環境で生活できていると感じるのだといいます。

前職から活かせる経験と子どもたちへの思いやり

▲同日取材した同僚の先生と。子どもたちの成長を一緒に分かち合っています。

同社の面接の際には、求職者の方に自己紹介をしていただくことも多くあります。その際、これまで吉田さんが進んできた道は、彷徨って辿り着いたのではなく、一歩一歩着実に、地面を固めてきた結果だと感じられたと竹本園長は語ります。優しそうな外見の内側にある芯の強さは、子どもを預かる上でも安心して任せられると感じたのだと話していただきました。

吉田さんは保護者に対してこれまでの経験を踏まえた心がけがあります。

吉田「前職で働いていた子供服のお店は、百貨店に入っていることが多かったので、丁寧な対応が求められること、また、お客様ととても密なブランドだったので、お父さん・お母さんと接することも多くありました。その経験が保護者対応という面で活かされていると感じますね。

私のクラスの子どもたちは27人。私にとっては27分の1でも、保護者にとっては、たった一人の大切な子どもなので、何かあればこまめに連絡していくことを心がけています。要望も子どもの数だけあると思いますが、集団生活する上ですべてを汲み取ることはできないので、気持ちを受け止めながらも、『お子さんのことを第一に考えた上で園ではこうしています』とお伝えすることがご納得していただけている部分かなと思うので、しっかりと伝えていくことが大切ですね」

また一方で、子どもたちに対しても1年後の成長を見据えて接しているのだそう。

吉田「お金をいただいている以上、子どもの成長を保証しなければならないということを念頭に置いて日々接しています。1年後にはここまで成長させてあげたいと考えた時に、間違っていたら叱ることも必要です。でも、叱るだけでは子どもとの信頼関係は生まれないと思うので、ひとつ叱ったらふたつ以上は褒めることを意識しています。

今までは小規模園ばかりだったのであまり感じることはなかったのですが、27人もいると活発な子とおとなしい子がいて、コミュニケーションの方法も変わってきます。活発な子ほどコミュニケーションが密になりやすい分、おとなしい子には私から積極的に話すようにして、同じくらいの量のコミュニケーションを取れるように、といつも考えますね」

一人ひとりに満遍なく愛情を注ぎ、日々接しているという吉田さん。ふとした瞬間に子どもたちの成長を実感することがよくあるのだそう。

吉田「子どもたちの成長は毎日感じていますね。お休み明けに会っただけでも、少し背が伸びたなって感じることもあるし、入園したての頃はお昼寝の時間になる前に『帰る!』って聞かなくて、カバンを背負ったまま寝かせたこともあったのに、今はちゃんと椅子に座って先生たちの話も聞いているねってバイリンガルの先生と話すことも良くあります。

誰が一番がんばっているかっていうと、子どもたちが一番がんばっているので、少しでもその支えになれればって思いますね」

子どもたちが喜ぶ魅力的なカリキュラム

▲Learning stationの一角。子どもサイズの制服が勢ぞろい!

Kids Duo Internationalでは英語力を育むバイリンガル教育のほかに知育教育、運動指導、職業体験プログラムなど充実したカリキュラムが魅力です。そうした様々な教育から国際性・自主性・社会性・協調性などを育んでいます。こうした様々な体験にも子供の成長が得られることを大きな魅力だと吉田さんは語ります。

吉田「英語のレッスンではクラスキャプテンという日直のような役割を、日替わりで子どもたちに任せています。 お部屋を移動するときに先頭に立ってもらって、声を掛けて並ばせたり、スナックの時間におかしを配ったり、ごみを集めたり。『みんなのお手本だよ!がんばってね』っていつも声を掛けています。【何回かに1回しか回ってこない選ばれし役割】って思ってくれてるので、恥ずかしがったり嫌がったりする子はいないですね。回ってくるのを『ずーっと待ってたんだ!』って楽しみしてくれています」

また、職業体験プログラム【Learning station】では、警察官や消防士、お花屋さん、お菓子屋さん、ベビーシッターなどさまざまな職種を体験することができます。

吉田「子どもたちが『今日はLearning stationあるの?』って聞いてくれたり、保護者も楽しみしていますね。子どもは大人の真似をしたがるので、英語の先生の役をするときは電子黒板を使ってABCを教えていたり、私たちの真似をしてベビーシッターをしているなと感じれば『お世話してあげてね』って伝えながら接しています。この間ひとつのターンが終わって、自分がお仕事したお金でご褒美のお買い物をしていたりして、とっても嬉しそうでした」

NinjaあそびやOutdoor playなどの体を動かす遊びは、子どもたちが楽しんでいると感じられる瞬間が沢山あるのだといいます。さまざまなカリキュラムがある環境は、子どもにとって毎日が楽しくなる夢のような空間です。

手に入れた働きやすい環境と新たな展望

▲これまでの経験を活かして、この場所で何か新しいことを。

子どもたちが毎日刺激を受けるカリキュラムが多い環境は、現場で働く保育士目線で今までにはない働きやすさを感じられるのだとか。

吉田「1クラス1担任だと朝から晩までずっと目を離せなくなってしまうんですが、カリキュラムがあることでネイティブティーチャーやバイリンガルティーチャーと3人体制で子どもを見ることができるので、連絡帳に記入する時間なども集中してしっかり取れるので負担は減ったなと思います。

また、元々英語が勉強したいと思っていたので、子どもたちと一緒に発音することで英語を発することに抵抗はなくなりました。英会話教室や教材は週に1~2回勉強したとしても1年間で72時間くらいしかないので、その時間で英語を習得できるかというと難しいですが、同じクラスのネイティブティーチャーは、これくらいだったら伝わるかなって見極めて話しかけてくれたり、間違った英語を使っていたら直してくれるので、働きながら学びが得られる環境だなといつも感じています」

年間休日が120日あることやサービス残業や持ち帰り仕事がないクリアさ、保育士1人にかかる負担が少ないことも含め、働きながらも感じる魅力は沢山あるのだと語りました。

また、今後も保育業界で働き続けていく中で、夢や展望についてもお聞きしました。

吉田「個人的には、将来子育て支援に関わっていきたいという夢があるので、海外で働いた経験やバイリンガル幼児園で働いた経験を活かして、地方の子どもたちにも英語を勉強する機会を与えられたらいいなと思います。海外にいるお母さんたちの子育て支援もできたらいいな、と。

ただ、今の環境に沢山の魅力を感じているので、自分自身のライフステージが変わった時にも働き続けたいと思いますし、産休・育休取得後の復帰ができる環境が今後整っていけばいいなと思います。

自分のやりたいことを大事にして生きてきたから、今、自分ができる事をもっと大事にしていきたいです」

一念発起して保育士資格を取得したこと。インドネシアへ渡り、海外の保育現場を見たこと。同社と出会い、さまざまな経験をしたこと。そのすべては吉田さんの行動力の賜物です。そして、面接時に評価された芯の強さは、そうした自分の決めた道を見極めて尊重し、実現してきた意志の強さ。まだまだ夢が尽きない道の途中で、新たな行動力を発揮するときを今か今かと期待している。

株式会社ニッケライフ:https://nikkelife.com/

Kids Duo International ニッケコルトンプラザ市川園:https://www.kdi.ac/access/ichikawa/

【人材定着】はUT・キャリアにお任せ

CTA-IMAGE

今までの経験で得たもの・失ったもの、 転職した上で更に得たもの。 この仕事だからこそ、この経歴だからこそ、 この環境だからこそ輝けている今がある。 定着している理由はどこにあるのか? 「人材の定着」にスポットライトを当て、 「転職後の活躍」をしている方を株式会社UT・キャリアが運営するHitocolorでは紹介しています。

関連記事一覧