第二創業期に突入した税理士事務所の総務。常に成長を意識するワーママの日常。

第二創業期に突入した税理士事務所の総務。常に成長を意識するワーママの日常。

昭和34年に設立され、医療法人や学校法人、中小企業から大手企業まで幅広いクライアントの依頼に応えてきた千代田税理士法人 小島昇会計事務所。2019年1月には60周年を迎え、第二創業期に突入するタイミングで入社した総務の小川ちぐささんが、入社半年を迎えて感じる働きやすさについて語ります。

未来の見通しが立ったことで決意できた転職

▲今までの経験を活かせる仕事がしたくて転職を決意し入社しました。

現在、千代田税理士法人にて総務・労務・経理を担う小川さん。その仕事内容は月次の会計処理や備品発注、来客対応と幅広くあります。

前職では印刷会社の管理部門で同じく総務や経理処理などを担当していたそう。少人数でお互いの仕事量や状態を把握し、手が足りていなければ助け合える環境だったといいます。そうしたコミュニケーションが取り合える環境に満足していたところ、オーナーが変わったことで方針が変わり、今まで経験したことのない部署へと異動になりました。

小川「総務・経理といった事務的な仕事内容から、工場の製造工程の管理に異動になり、元々の仕事の方が自分には合っていると思っていたので、このままこの仕事で定年まで続けるのかな…という漠然とした不安がありました。

その会社にいた頃は子どもが小さかったこともあり、3歳までは時短勤務で働いて、その後はフルタイムで働いていました。ただ、子どもが体調を崩して急にお休みをいただくこともあったので迷惑をかけることもありましたね。

小学生になって、成長と共に体調を崩すことも減ってきて未来の見通しが立てやすやくなったことは転職を決めた大きなきっかけです」

転職を決めた際、家族も「やりたいことならやってみたらいい」「がんばれ!」と応援してくれたといいます。転職を決め、求人情報から千代田税理士法人に応募したきっかけは幅広い業務に携われることや前任の方が15年近く活躍されていたことです。

小川「当たって砕けろ!という意識で応募しましたね。転職を決めた当時、知人から紹介を受けたり、他にも2~3社応募したんですが、書類選考の連絡や2次面接設定までのスピード感がどこよりも早かったのが入社につながったと思います。

前任の方の退職されるから早く採用したいという思いと、早く転職したいと思っていた私の希望がマッチしたんだと思いますね」

繁忙期の入社。有難かった周りからの気遣い

▲税理士サポートの方も初めから気軽に話しかけてくれたそう。

入社した当時は確定申告の対応で1年で最も忙しい時期。前任者の引継ぎ期間は2週間ほどと短かく戸惑うことも多かったが、何でも相談できる雰囲気があり、すんなりと馴染めたのだとか。

小川「入社が決まった時に『確定申告の時期で忙しいから、みんなピリピリしてるけど気にしないでね』と言われて、入社するまで身構えていたんですけど、想像していたほどではありませんでした。いきなり確定申告の業務を任されるのではなく、まずは引継ぎをしっかりすることに集中してね、というスタンスだったのは有難かったです。

その際は直接携わることがなかったですし、確定申告といってもいろんな項目があって多岐に渡るので、来年が本番だと今から意識しています」

また、繁忙期が落ち着いてきた頃に「仕事に慣れましたか?」「大丈夫ですか?」と気にかけてもらえたことも嬉しかったと語りました。

2019年5月現在で入社半年。これまでに税理士法人の総務は経験したことがないので、会計処理の用途に合った備品があることには驚いたといいます。1カ月の決められたスケジュールには慣れてきました。

小川「日々の業務では、周りの状況を見て優先順位を決めるようにしています。人の動きを見て、その人が何を本当に求めてるのかだったり、実際に聞いてみないと分からないこともあるので『いつまでに何をしてほしいか』を必ず逆質問するようにして、タスク管理しています。みんなが気持ちよく働けるように意識しています。

経理・総務・庶務の内容は一般の中小企業と変わらないけど、税理士事務所ならではの備品もあるので、何がどれくらい必要かはまだ把握できていないので勉強中です」

役職者も評価する小川さんの積極性

▲市邉隆志税理士(写真右)も小川さんの人間性を高く評価しています。

小川さんが千代田税理士法人に魅力を感じているのは、仕事内容だけではありません。月初に行う【全体会】という会議では、資料をもとに発表するだけの定例会ではなく、前月の振り返りや業務改善の提案、注意点などを共有し、意見交換を行っています。

小川「ただ数字を発表するだけの会議じゃなくて、何に困っているかや注意してほしい点など、発表された意見を取り入れるかどうかを精査して、前向きに検討してもらえるのはとても良いなと思っています。

絶対的な否定ではなく、良いものは良い・悪いものは悪いと柔軟に意見を聞き入れてもらえるので、実のある会議だなといつも感じています。各々の業務量や課題解決にかかる時間にもよりますが、中には1か月以内に作業が完了していたこともあります」

こうした積極的な姿勢は、経営職である市邉隆志税理士も次のように評価しています。

市邉「全体会では役職者から発言すると意見が出尽くしてしまうこともあるので、一般職の方から回すようにしています。小川さんはその中でも1番最初に発言していただいているのですが、いい刺激をくれて、発言しやすい空気をつくってくれています。

小川さんが応募してくれた求人には『積極的でムードメーカーのような活躍を期待します』と出していたのですが、期待した通りの働きをして、いい影響を与えてくれていることに感謝しています。小川さんを採用出来てよかったなと思います。仕事で起きるミスは多少あるかもしれないが、「これから」「成長中」という言葉が出てくることが嬉しいですね」

小川さんの積極性は、今に始まったものではなく、社会人になった頃からある「人の役に立ちたい」という思いからくるものでした。社内で変えるべき内容を意見することだけでなく、自分の手が届く範囲でも業務改善を続けています。

総務とママと妻の顔を持つ、さまざまな仕事との向き合い方

▲税理士事務所ならではの知識を蓄えて、プライベートにも生かしていきたい。

現在小学2年生のお子様を抱えながら働いている中で、転職したことによりワークライフバランスは改善されたといいます。職場で見せる姿と、ママとして姿は全く異なります。

小川「家に帰ると自然にオンオフの切り替えはできますね。ママとしての仕事もあるので、総務の仕事を引きずったままではできないので。

前職で大きなストレスを感じていた時は、小さなことでイライラして怒りっぽくなっていた時期もあります。子どもが見えない敵と戦っている姿にイライラしてしまうこともありました。(笑)今は心の余裕ができて、ご飯をつくりながら子どもの話を聞けるようになったり、夫への愚痴も減りました。転職したことで家族のコミュニケーションも良くなったなと感じています」

小川さんは転職によってプライベートが以前よりも充実しました。今の息抜きは家族でキャンプに行くこと。時には50人規模のキャンプイベントを旦那様が企画することもあるそう。

小川「夫がとてもキャンプにハマっていて、仲間同士でステッカー交換をして集めるのが流行っているんです。illustratorで自分のものや友人のステッカーを作ったりしているんですが、例えば今後、そういうキャンプに関わることで事業を起こしたいとなった時にも税理士法人で培った知識をいかせたら いいなと思います」

また、仕事の上で今後力を入れていきたいことは、今までの社会人生活で経験してきた中で得たやり方と、入社してから覚えたやり方を合わせて時間短縮、業務改善をしていきたいといいます。税理士法人ならではの業務を覚えて自分の知識として積極的に覚えて、役に立てるように繁忙期に備えたいと語りました。

小川「千代田税理士法人はイエスマンよりも自己主張の強い方や自分の意見を発信できる方が活躍できる環境です。求人にも自分から発信してくれる方が良いなというのは書いてあったし、ため込まないで言える環境があるので、意見を全否定をするのではなく、受け止める土壌があります」

ワーキングママとしての忙しさも仕事の忙しさも両立できることで人生の潤滑油になる。人の役に立てることに喜びを感じ、常に成長したいと意識することは第二創業期のスタートダッシュを支える存在になっていくことでしょう。

千代田税理士法人:https://www.chiyoda-tax.jp/

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